大雨の中用事を済ませ、ふるいジャズを聴きながらフライドチキンを食べた。
ぬれてグチョグチョになった靴下は幾つになっても気持ちのわるい物だ。
知らない底で、知っている君に会う。
何もしなくても、何も起きなくても、勝手に過ぎ去っていく。
それを乾いた眼をこすりこすり眺めている。